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投稿者 : きみちゃん
> 例年通り、進行に送った反省会用アンケートの内容を、各掲示板に事前に公開しておきます。
じゃ、僕も・・・ :)
お疲れ様でした。
今回は(いつも朝だったので (^.^;))練習には参加できませんでしたが、
概して、予想していたよりは出来が良くて安心しました (^.^;)
それに、めちゃめちゃ面白かったのもありましたし・・・ :)
>Q1.通し関してコメントをお願いします。
練習に参加していないので、あまりコメントできませんが、「反省会」の
形式について、ダメ出し掲示板でも指摘があった通り、あのやり方(どうも、
掲示板を読んだところ、僕が去年の駒場祭の練習に行ったときに経験した
方式のようですね?)には問題があると思います。(ああいうやり方では、
練習を見に行っても有効なアドバイスができないので、無駄になるから・・・
というのも、練習に行く気がしなくなる原因の一つでもあります)
大昔、演者全員が前に立ち、1演目づつ順番に見ていた人たちからアドバイスを
受けるという形式をやっていました。これだと、自分に関係ない演目に対する
アドバイスの間も演者が拘束されることになり、時間の有効活用ができないという
考え方で、くぼーん君が「演者が順番に進行の所に来て、OBOGの意見を聞く」
という形式の反省会を始めたそうですが(と、掲示板に書かれていた :)、
確かにそれは単純な見方をすれば時間の有効活用に見えますが、「他の演目に対する
アドバイスも聞く」ということは、広い意味で(そして、なんと!狭い意味でも)
演者の役に立つのだから、せっかくのアドバイスを逃してしまうという意味で、
時間の無駄遣いになると思います。
これはどういうことかというと、(特に練習初期の演者に対しては)個別の
アドバイスをするというよりも、全員に共通したアドバイス(言葉を変えると
「問題点」;)の方が多いことによります。つまり、「他演目のアドバイス」
なのではなく、「他演目で具体的に問題になっていた部分を通じて、『マジック
を演じる』ということ全体に関するアドバイス」が行われているわけです。
これを、「くぼーん方式」のように、個別の演者がバラバラに来るという
ことになると、「まったく同じアドバイス」を演者の数だけ繰り返さなければ
ならないことになり、トータルの時間は「大昔方式」に比べて、圧倒的に
無駄になります。「大昔方式」で「実際に」無駄になる時間というのは、まさに
「個別の演者に対するアドバイス」に入り込みすぎた場合だけだと思いますが、
これは(大昔にも実際にコントロールされていましたが)「あまりに詳細なので
後で当人に話します」(あるいは、進行から「後で当人に話してください」)
ということで解決できます。
まして、今のように、演者がバラバラに好き勝手に OB のところに行くという
形式のメリットは一切感じられません。「くぼーん方式」で「演者全員に
共通のアドバイス」が、演者の数だけ増殖する問題点を指摘しましたが、
そちらは OB がまとまっていた(らしい?)わけですから、誰か一人の OB が
話せばそれだけで済みます。OB の方もバラバラということになると、その
アドバイスを誰がしているかわかりませんから、全部の OB が同じアドバイスを
同じ演者に対してするという結果になる可能性も高いわけで、無駄は演者の数と
OB の数を掛け合わせた時間になってしまいます。
同じ演者が(別の OB から)同じアドバイスを何度も受ける可能性を考慮すると、
近視眼的に見た「演者の時間の有効活用」という点をとっても無駄になり、
最悪でも、「くぼーん形式」の方が遥かにマシでしょう。(それでも、
現実にはかえって時間の無駄遣いであることは上でも解説しましたが・・・ ;p)
現行方式が(「くぼーん方式」以上に、論外に)時間の無駄使いである証拠に、
「結局全員にアドバイスできていない」という問題があります。
現実に、反省会の時間内に、全員の演者が(すべての観客 / OB に)アドバイスを
聞きに来るということができていないのですから、明確です。
現行方式のメリットがあるなら、それをきちんと論理的に説明してください。
>Q2.リハについてコメントをお願いします。
リハについても、参加していないので、掲示板から感じたことに対する
一般論ですが・・・
リハというのは、本番とまったく同じ(に、極めて近い)環境で演技をした場合の、
それ以外の方法では(極めて)見つけにくい問題点を発見するための「最初で、
最後のチャンス」です。これには重要な意味が3つあります。(ほとんど、
同じことを言葉を変えているだけみたいなもんですが・・・ (^.^;))
1:「本番で初めて」ということはしてはならない
なぜなら、今までに見つからなかった問題点が「本番(と同じ)環境」でのみ
発生する危険性があるからです。
つまり、リハで行ったことは原則として、本番で変えてはならないということです。
もちろん、問題点が見つかれば、それは本番までに直さなければならないのですが、
ここが「最後のチャンス」なんですから、リハで初めて発見される問題を極小化
しておく必要があります。従って、
2:「リハで初めて」(練習での問題点を直しました)ということはしてはならない
つまり、リハ自体「本番」と同じ真剣さでやらなければならないわけです。
普通の練習で見つかるような問題点は、リハ以前に解決しておく必要があり、
リハでは「本番と同じ環境」でのみ見つかるような、特殊な問題点の発見だけに
徹する必要があるわけです。ですから、結果として、
3:リハは、極力「本番とまったく同じ」ことをしなければならない
つまり、ルーティン、技法だけではなく(当たり前の話なのですが)道具も、
服装も、そして演者だけでなく、大道具も、音響も、照明も、あらゆる部分において、
極力本番と同じことをしなければなりません。
ほんのちょっとの違いが、本番で妙な影響をすることがあります。
ちょっとリハに対して厳しすぎる見方ではあるのですが、これが守られないような
リハなのであれば、やる必要がないんじゃないでしょうか?
それって、通し練習と変わりませんよね?
また、「素朴な疑問」として掲示板にも書いたけど、練習をする(しかも、そこに
上級生や OB など「見る人」を呼ぶ)からには、フィードバックをすることに
意味があるわけで、フィードバックをしない(する時間をとらない)練習やリハなら
単に「腕慣らし」以外の何ものでもないのではないでしょうか?
集まってやる必要もないんじゃない??
もちろん、そういう(腕慣らしも必要という)考え方もあるとは思います。
それならそれで、普通の練習や普通の(常識的な)リハというような名前で呼ばず、
見に来る人が無駄に足を運ぶことがないように、通知するべきだと思います。
>Q3.本番についてコメントをお願いします。
最初に書いた通り、思ったよりは出来が良かったので安心しました。
いくつか直すべき点は(細かく言えば、結構? (^.^;))ありましたが・・・
それよりも、一度「二日公演」に関して考えて見ませんか??
駒場祭も含めて、二日公演になって久しいわけですが、それを「当たり前のこと」
として考えるのではなくて、メリットデメリットを考えてみませんか?
例えば、今回ステージ分担金が高騰したと聞きましたが、1日にすればその負担が
減ったりするということはないのでしょうか?(交渉次第?)
また、今回2回出演した演者で、2日目の方がミスが多いのが目立った気がしますが、
2回も出るとダレてしまったりしていなかったのでしょうか?
さらに、発表会を二日公演にするという(無謀な? (^.^;))チャレンジはいまだ
なされていないわけで、今回(そして駒場祭のときから)ダブルキャストになった
演目に関しては、発表会までに淘汰されるわけです。
この「淘汰」が、どういうルールで行われているのかは知りませんが、
弊害はないのでしょうか??
ダブルキャストじゃないのに、一方の日にしか出演しない演目もありますが、
二日出演との差はどういうルールになっているのでしょう?そのあたりに
不満が出たりしないのでしょうか??
二日しかない五月祭の、一番人が来る時間を二日ともステージに割いて、その間
クロースアップを閉じていたり、ステージ後(だけなのかどうか知りませんが)は
サロン形式で OB が演じていたり、現役がクロースアップをする時間が全然
取れないように感じましたが、クロースアップに対する影響は出ていない??
>Q4.クロースアップ部屋に関して、何かあればお願いします。
クロースアップは、いまだショー形式の模索中という印象を受けました。
あの人数を、まともに「エンターテイメント」として楽しませるには、
サロン形式(というか、いわゆる「コンベンションスタイル」のクロースアップ
なのかな?)にせざるを得なかったのかもしれませんが、それにしては
観客の収容力が少なすぎる気がしました。無理やり詰め込んでも階段状でも
ないから、全然見えなかったりね・・・(もしかして、ステージ直後以外は
昔のような形式のクロースアップをやっていたのかな?)
今年はマジックブームだったからかもしれませんが、わざわざあんなに不便な
場所まで、苦労して階段を上ってきてくれたお客様が、長時間待たされたり、
長時間待ったのに数分しか見られなかったり、もっと残念なのは、あきらめて
帰ってしまうお客様もいたり、なんとか別の解決策を見つけてほしいと感じました。
(僕にうまいアイデアがあるというわけではないのですが・・・)
それから、毎年思うんだけど、クロースアップの部屋って、もっと条件の良い
場所を取れないんでしょうか? (^.^;)
>Q7.スタッフに関して何かあればお願いします。
開場前の列の伸び具合は予測が難しいだろうとは思いますが、会場よりも上の方に
列を伸ばしたのは「なんだかなぁ・・・」って印象でした。
それよりも、入り口前に結構な空間があったんだから、そこに(ディズニーランド
などのアトラクションの列によくあるような)ジグザグの通路を用意して
(ちゃんとした「道具」もレンタルできるだろうとは思いますが、たて看板と
ロープ程度で自作しても簡単なんじゃない?)そこに並ばせた方がいいんじゃない?
観客の心理を考慮するというのは、マジックにも通じる、非常に大切なことだと
思います。
音響は、開演前の音が小さすぎたり、左右の音がアンバランスだったり
したように感じたのですが、誰か会場内にモニターできる人を用意して、
フィードバックすべきだと思います。
OB, OG 席は、あそこに座らされている当人にとっては迷惑(本当はもっと後ろの
見やすい席で見たいし、あそこを「良い席」だと思い込んでいる一般客から
白い目で見られたくない)わけですが、一般客から見ると「特等席」を関係者で
埋めているように見えますし、前の方が空いていると思い込んでやってきた
一般客を追い返す(=>後ろに戻ると、席が埋まってしまっている)というような
一般客にとって不幸な状態を引き起こしてもいます。
そういう、非常に微妙な難しい席であるわけなので、最初から「関係者席」で
あることを目立つようにするなど、うまくコントロールして欲しいわけなのですが、
今回はそういう張り紙のようなものもありませんでしたし、「コントロールする」
立場にいる会場係りが持ち場を離れたり(そのためか、どう見ても一般客らしい人が
座っていましたけど・・・ (-.-;))、非常にコントロールの悪さが目立ちました。
>Q8.演者、演技に関してコメントをお願いします。
大昔の反省会は、個々の演目に関しての問題点も指摘して(というか、反省会の
大半が演技に関するものだった)、今後の練習の参考にするという目的があったの
ですが、それを少し勘違いして「演者攻撃」に近い状態になってしまった時代もあり、
「終わってしまったことを、いまさらどうこう言っても意味がない」と、今度は
極端に、演技そのものに関しての反省がなされなくなってきている気がします。
確かに、多くの演者にとって、その(五月祭なら五月祭で)演じた演目を、
再び演じることはほとんどない(大抵は、次のショーでは新しい演目を選ぶ)
でしょうし、場合によっては、それを最後にステージをやめる人も多いでしょうが、
上に書いた練習後の反省会の話と同じく、「演技に対するアドバイス」は、
決してその演目だけのためのものではありません。後に同じ演目を演じることに
なる人にとっては、重要なアドバイスですし、上にも書いた通り、演目に固定されない
「マジックを演じる」ということ共通のアドバイスの方が多いです。
問題なのは、そのアドバイスを記録して、次回に生かすということができていない
体制にあるわけで、それを言ったら、最近の反省会での主な議題になっている
スタッフや運営に関するアドバイス(そして議論)をしたところで、役に立たない
結果になるのは同じだと思います。
せっかくの「マジックのクラブ」なんですから、「体制」だの「運営」だの
(スタッフだの)というようなマジックに直接関係ないことばかりではなく、
もっとマジックに直接関係することをみんなで話し合って、もっともっと
「良いマジック」、「良いショー」を作っていこうと思いませんか?!!
個々の演目に関しては言いたいことがいっぱいあるのですが(どうせ反省会では
演目に関しては何もしないのでしょうし ;p)、取りあえず今回特に気に入った
ところを中心に、ちょっとだけ書いておきます。
5.「ヨツマタのヘンリン」(四つ玉)、甲斐啓仁
歩いて登退場という、「誰もがみんな同じ(変な)板付け」を避けたことも
評価ポイントでしたが、怪しい「黒箱」、「衝立」(などと、一部で批判
されている)を使わず、アタッシュケースを使ったことが非常に良かったです。
アタッシュケースの蓋を開けたことにより、結果的に「衝立」になるわけですが、
これは「怪しい衝立」ではなく「アタッシュケースの蓋(という、必然的に、
自然に『衝立状態』になってしまっただけのもの)」なので、観客の心理に
影響するプレゼンテーションが全然違います。
6.「NARIKIN」(コイン)、飯渕佑
ルパン(ですよね?!)結構好きです (^-^;)
どうせなら、せっかくだから、もっと「ルパンの曲」として有名な曲を使ったり
(もっとマニアックにオープニングの現象はカリ城の曲とかいう手もありますが :)、
もっと「ルパンらしい」シナリオがあると、さらに良かったと思います。
今回の演技だと、そのあたりが中途半端で、何を伝えたいのか見えにくかったです。
7.「骨まで愛して」(ダンケン、ゾンビ)、功刀隼人
もう、ひたすら面白かったです (^-^;)/
コメントのしようがない・・・ (^.^;)
今後のさらなる活躍に期待しています。
5.「FuckenDeadlyBuzzMan」(コイン)、中田裕子、内海有規、沢崎拓史
ストーリー性のすごく強い演技は一般的に難しいのですが、非常にうまく
演じていて、とても面白かったです (^.^)/
曲は雰囲気には合っていたのですが、セリフが多く入り、「音楽」として
聞きにくい曲なので、基本的に "BGM" には向きません。
また、曲の歌詞と演技のストーリーが一致していないので、違和感を感じました。
(そういう問題もあるので、そもそも一般的に歌詞のある曲を使うのは結構難しい)
個々には書きませんが、四つ玉の歩いて登退場と同様、リングやウォンドなど
「道具を使わない」試みも好感が持てました。(道具を使わなければ、怪しい
「黒箱」も「衝立」もありえませんし・・・ (^-^;))
逆に、上で「良かった」と書いたものの「逆」も、まだまだ目立ちました。
板付けそのものはともかく、照明がついて、顔をあげて、最初の動作に
不自然さが目立つ人は多かったように思います。また、その部分に限らず
「先輩がこういう動きをしていたのが伝統的に伝わってます」みたいな、
不自然な「一連の動作」、「アピールの形」なども目立ちました。
上でも指摘している通り、ステージ上に「不自然な『黒箱』」いや、あれは「箱」
ですらなく「衝立」と呼ばれて、一部でものすごく不評の「物体」を使っている人も
それなりにいました。
「動作」に関しても「物体」に関しても、同じことが言えると思うのですが、
先輩から伝わってきたことだけを無批判的に受け入れてしまって、現実世界の
「常識」を知らないでいると、(同じ学生マジシャン同士で見れば、普通に
見えるかもしれませんが)一般観客から見ると、ものすごく違和感のあるものが
多くあると思います。
それを「学生らしさ」、「新しさ」と肯定的に捉える人もいますし、そこから
良いものが生まれてくることもありますが、「基本を崩す」のは「基本を知って
いる」からこそできることなので、もっと「普通の観客」、「普通の常識」を知り、
自分がやっているあらゆる「動作」、使っている「道具」などが、一般観客から
見て「どう見えているのか?」(その「動作」は、観客から見て「何をしている」
動作なのか、その「道具」は、いったい「何」なのかなど)を常に考えて欲しいと
思います。
>反省会資料に記名を希望される方はその旨をお伝えください。
どうせ、こんな書き方をするのは僕だってバレてるでしょう・・・ :p
>五月祭の反省会を6月4日土曜日、午後1時から741教室(7号館4階)で行います。
残念ながら、その日はでかけているので、参加できません。
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